ぼく、あぶらぜみ |得田之久, たかはしきよし

絵本

紹介する本はこちら

みなさん、こんにちわ!いつも読んでくださりありがとうございます。
紹介する本は得田之久さん, たかはしきよしさんの「ぼく、あぶらぜみ」です。身近なあぶらぜみのおどろきの生態がこの絵本で明らかになります!


感想

あぶらぜみの一生について描かれています。
幼虫時代の長さがなんと5年!成虫になってから命が尽きるまでが2週間!一生のうちの成虫である期間が短すぎてなんだか気の毒・・・いや、むしろ尊い?誰かに話したくなる驚きの生態でした。
セミの声は聞いていて「暑苦しい」とか「うるさい」とネガティブに思うこともありましたが、何年も土の中で成虫になるそのときを待ち、成虫になって鳴くときは一生懸命に命をつなごうとしている瞬間だと知ると、なんだか応援したくもなるような気持ちです。
作者の昆虫への愛情を感じる1冊です。

あとがき

おととしの夏、何人かの人が公園の木の周りに集まっていました。
何があるのかな?と思って覗いてみると、セミが成虫になる、まさにその瞬間でした。
脱皮したばかりのセミの姿は蛍光緑のような神秘的な姿でした。
この本に出合っていたら、また違う気持ちで見届けられたんだろうな、と思います。
知識があるかどうかで経験そのものがより心に残ったり、感動できたりすることがありますよね。
子どもには絵本を通していろんな知識を身に着けてもらえたらいいなと思います。
それではまた!

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